tag:blogger.com,1999:blog-47099695131921275992024-02-08T09:24:24.659+09:00Alpine Drumming Workshop橋本学ドラム個人レッスン情報&音楽コラムManabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.comBlogger29125tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-56271601976831139202014-04-20T17:36:00.000+09:002014-04-20T18:37:05.308+09:00ジャズのカウントの出し方講座<div>
長らく休載してしまい大変失礼致しました。不定期ですが続きを記載していきます。<br />
<br /></div>
<div>
今回は、ドラムではなく、ジャズのヴォーカルやサックス教室の生徒さんの前でお話し、一定の効果があった「<b>ジャズのカウントの出し方講座</b>」の内容を記事にしました。どちらかというとドラマー以外の楽器プレイヤー向きの記事です。もちろん、カウントを出す事はドラマーにも必須のものです。<br />
<br /></div>
<div>
ジャズ演奏に於いて、プレイヤーの誰かのカウントで演奏が始まる事が多々あります。カウントを出す人が誤ったカウントの仕方や、不正確でメンバーに伝わりづらいカウントの出し方をしてしまうと、バンドアンサンブルがスタートからつまづいてしまいます。<br />
<br /></div>
<div>
早速、動画を貼り付けます。悪い例を3例挙げ、続いて理想的なカウントの例を挙げます。<br />
<br /></div>
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="//www.youtube.com/embed/704pNYCodqo" width="500"></iframe><br />
<div>
<b>悪い例その1 テンポが一定でない</b><br />
<br /></div>
<div>
カウントは、まず<b>テンポをメンバーに伝える</b>目的があります。これが一定でないと、メンバーは演奏できません。<br />
<br /></div>
<div>
原因としては、<br />
<br /></div>
<div>
・自ら決めたテンポに自信がない</div>
<div>
・興奮、緊張している<br />
<br /></div>
<div>
つまり、<b>心の持ちよう</b>です。皆を待たせても構いません。気持ちを落ち着け、自分の好きなテンポをじっくり決めて、自信を持ってカウントを出しましょう。<br />
<br /></div>
<div>
<b>悪い例その2 動きが止まる</b><br />
<br /></div>
<div>
カウントには、<b>グルーヴのニュアンスをメンバーに伝える</b>目的もあります。スウィングのビート、いわゆる4ビートは常に動き続け、流れ続けていてこそです。カウントが止まるプレイヤーはリズムの感じ方も止まっています。1拍ずつの円運動、もしくは弾力のある反復運動を手で表現してみましょう。<br />
<br /></div>
<div>
<b>悪い例 その3 1拍目と3拍目が無い</b><br />
<br /></div>
<div>
これが一番多く見られるカウントです。4ビートにおいて、2拍目4拍目を強調するのは間違いではありません。さらに、日本の土着のリズムは1拍目3拍目を強調したものなので、我々は確かに2拍目4拍目を強調する練習をする必要があります。</div>
<div>
だからといって<b>1・3拍目をないがしろにしてはいけません</b>。1・2・3・4拍目をしっかりと感じた上で2・4を強調しましょう。これは、演奏する上でスウィングのリズムの感じ方に大きく関係してくるものです。<b>スウィングのビートは4拍全てが柱であり、そのポイントでリズムが弾んでいくからです</b>。従って、<b>2拍4拍しか感じられていないと柱が半分であるためにリズムがフラフラし、推進力も半減してしまいます</b>。<br />
残念ながら、ジャズ教室の多くの現場でこの事実がスルーされており、これは講師の責任です。<br />
<br /></div>
<div>
<b>良い例</b><br />
<b><br /></b></div>
<div>
<b> ・テンポが一定である</b></div>
<div>
<b> ・手が動き続ける</b></div>
<div>
<b> ・1・2・3・4拍目全てで手を振る</b><br />
<br /></div>
<div>
コツは「<b>拍のカウントと共に手の運動を4回加速させる</b>」事です。<br />
<br /></div>
<div>
ジャム・セッション等で、ヴォーカルやサックスなどのフロント・プレイヤーの方は特に、カウントを出す機会が多いです。このカウントをマスターすれば、メンバーがスムーズに演奏に入れるだけでなく、リズムの感じ方が変わり、自身の演奏もよりグルーヴ感が増します。<br />
<br /></div>
<div>
この、<b>カウントを出す練習はわざわざやってみる価値がある程、カウントは重要なもの</b>です。</div>
<div>
<br /></div>
Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-78698695953789502292013-05-30T18:03:00.001+09:002013-06-04T10:34:42.368+09:00自分は○○ドラマーだから<div style="-webkit-composition-fill-color: rgba(130, 98, 83, 0.0976563); -webkit-composition-frame-color: rgba(191, 107, 82, 0.496094); -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 18px; line-height: 24px;">
このように、ジャンルの冠をつけて自称しているドラマーは世の中多くいます。公式ウエブサイトのプロフィールに「ジャズドラマー□□」「ロックドラマー△△」と自ら名乗るドラマーを多く見かけます。</div>
<div style="-webkit-composition-fill-color: rgba(130, 98, 83, 0.0976563); -webkit-composition-frame-color: rgba(191, 107, 82, 0.496094); -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 18px; line-height: 24px;">
<b>本当にそのジャンルを愛し、歴史を切り開き、骨を埋める覚悟があるならば、プライドの裏返しなので潔くて素晴らしいと思います</b>。</div>
<div style="-webkit-composition-fill-color: rgba(130, 98, 83, 0.0976563); -webkit-composition-frame-color: rgba(191, 107, 82, 0.496094); -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 18px; line-height: 24px;">
<br /></div>
<div style="-webkit-composition-fill-color: rgba(130, 98, 83, 0.0976563); -webkit-composition-frame-color: rgba(191, 107, 82, 0.496094); -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 18px; line-height: 24px;">
しかし、<b>「なんとなく」ならば、一刻も早く「○○ドラマー」ではなくただの「ドラマー」を自称した方が良い</b>です。</div>
<div style="-webkit-composition-fill-color: rgba(130, 98, 83, 0.0976563); -webkit-composition-frame-color: rgba(191, 107, 82, 0.496094); -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 18px; line-height: 24px;">
なぜなら、<b>自分で自分の音楽的な守備範囲を制限するから</b>です。</div>
<div style="-webkit-composition-fill-color: rgba(130, 98, 83, 0.0976563); -webkit-composition-frame-color: rgba(191, 107, 82, 0.496094); -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 18px; line-height: 24px;">
<br /></div>
<div style="-webkit-composition-fill-color: rgba(130, 98, 83, 0.0976563); -webkit-composition-frame-color: rgba(191, 107, 82, 0.496094); -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 18px; line-height: 24px;">
例えば「ジャズドラマー」を自称してしまうと、自分では別け隔てなく何でもやるつもりでも、周囲がそういう見方をしてくれません。「この人はジャズしかやりたくないんだろうな」「8ビート嫌いで、叩けないんだろうな」「ポップスとかロックを馬鹿にしてるんだろうな」と先入観を持たれてしまいます。</div>
<div style="-webkit-composition-fill-color: rgba(130, 98, 83, 0.0976563); -webkit-composition-frame-color: rgba(191, 107, 82, 0.496094); -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 18px; line-height: 24px;">
実際自称していて上記の通りにジャズ以外を馬鹿にするドラマーについては、私には理解できないし理解したくもないので、今回議論の対象外とします。先程述べた「骨を埋める覚悟のあるドラマー」とは明らかに違います。自らにプライドを持つことは他者を貶める事に等しくありません。ジャンル分けして優劣をつけ(他の畑を貶め)、自分の畑を決めつけて壁を作って安心する音楽家は確かに存在します。その残念な存在が共演者にストレスを与え、予防のために先述の不要な先入観が生まれる事は仕方ありません。</div>
<div style="-webkit-composition-fill-color: rgba(130, 98, 83, 0.0976563); -webkit-composition-frame-color: rgba(191, 107, 82, 0.496094); -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 18px; line-height: 24px;">
<br /></div>
<div style="-webkit-composition-fill-color: rgba(130, 98, 83, 0.0976563); -webkit-composition-frame-color: rgba(191, 107, 82, 0.496094); -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 18px; line-height: 24px;">
<div>
ちなみに私橋本学は、ジャズのライブシーンに多く出没しながら、一度たりとも自分を「ジャズドラマー」と名乗った事がありません。それは、自分の音楽の幅を制限しないでどんなシーンででも面白い音楽をやりたいから、という思いが常にあり、周囲にできるだけ先入観を持たないで聴いてもらいたいからです。</div>
<div>
にもかかわらず、最近でも初対面の共演者に「橋本さんはジャズのドラマーなのに今日はスタンダードやらなくてすみません」「ジャズドラマーの方にこんなオリジナルやってもらえるか心配で…」と言われ、その場で全力で否定しました。その日はスタンダードはやらずに、8ビート16ビート中心の魅力的なオリジナルを非常に楽しく演奏させて頂きました。ジャズ=スタンダード・4ビートという考え方も50年くらい前に議論は終わっています。</div>
</div>
<div style="-webkit-composition-fill-color: rgba(130, 98, 83, 0.0976563); -webkit-composition-frame-color: rgba(191, 107, 82, 0.496094); -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 18px; line-height: 24px;">
<br /></div>
<div style="-webkit-composition-fill-color: rgba(130, 98, 83, 0.0976563); -webkit-composition-frame-color: rgba(191, 107, 82, 0.496094); -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 18px; line-height: 24px;">
○○ドラマーを自称する危険はもう一つあります。周囲の見方だけでなく、<b>自分を分類する事で無意識に自己暗示にかかる可能性があります</b>。「俺はジャズドラマーだからこれは必要ない、あれも必要ない」というように、出来ない事を放置、あるいは出来る事を制限して満足したりするのならば、非常にもったいない話だと思います。</div>
<div style="-webkit-composition-fill-color: rgba(130, 98, 83, 0.0976563); -webkit-composition-frame-color: rgba(191, 107, 82, 0.496094); -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 18px; line-height: 24px;">
海外の名ドラマーはジャンルを簡単に越え、しかも非常に貪欲です。あのボン・ジョヴィのドラマーのティコ・トーレス氏は、「テイク・ファイブ」の演奏で有名なドラマー、ジョー・モレロ氏にジャズ・ドラミングを何年も習っていたそうです。</div>
<div style="-webkit-composition-fill-color: rgba(130, 98, 83, 0.0976563); -webkit-composition-frame-color: rgba(191, 107, 82, 0.496094); -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 18px; line-height: 24px;">
思えば、自分も他人も無理にグループ分けしてラベルを貼り、安心するという精神は、日本独特のものかもしれません。</div>
<div style="-webkit-composition-fill-color: rgba(130, 98, 83, 0.0976563); -webkit-composition-frame-color: rgba(191, 107, 82, 0.496094); -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 18px; line-height: 24px;">
<br /></div>
<div style="-webkit-composition-fill-color: rgba(130, 98, 83, 0.0976563); -webkit-composition-frame-color: rgba(191, 107, 82, 0.496094); -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.296875); font-family: '.Helvetica NeueUI'; font-size: 18px; line-height: 24px;">
音楽をつきつめる前に、簡単に「○○ドラマー」を名乗らない方が良いです。名乗るなら、相当な覚悟と愛情をもって音楽に望めるようになってからでも遅くはありません。</div>
Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-90843006278833990652013-04-19T07:30:00.001+09:002013-04-20T09:28:45.383+09:00続・ドラマーはリズム刻んでりゃいいのか? まず、音楽を聴く際に、ヴォーカル・ギター・ピアノ・サックスなど全ての楽器を順に、<b>個別に聞き分けてみましょう</b>。色々なドラマーが世界中にいるようにヴォーカルも人それぞれ、ギターも人それぞれ個性的なプレイヤーがたくさんいます。音楽を聴く楽しみが何倍にも増えていきます。ついでに、この「各楽器を個別に聴き分ける能力」は、実際のバンド演奏の時に必須な能力でもあり、それはただ音楽を聴くだけでも鍛えられます。<br />
<br />
幸運にもバンド活動ができている方は、<b>共演しているプレイヤーの音にもっと耳を傾けてみましょう</b>。4人メンバーがいれば、4通りの考え方があり、しかもあなたが日々ドラム奏法を学んでいるように、メンバーのプレイも日々変わっていくものです。バンド、グループアンサンブルというものをまた違った観点から捉えられる事でしょう。<br />
<br />
個人的にお勧めしたいのは、機会があれば少しでも<b>他の楽器を触ってみる事</b>です。全然弾けなくて構いません。遊んでみる程度触るだけでも、少しは他の楽器への興味が湧いてきます。私は個人的にエレクトリック・ベースが大好きで、よく触っていた時期がありました。<br />
<br />
本格的に手がけるならば、ピアノかギターといった<b>コード楽器</b>が良いです。コードネームの意味が理解できて自分で演奏できれば、ドラムで参加する際に演奏する曲への理解が深まり、バンドの共演者とも盛んにコミュニケーションがとれます。<br />
<br />
このように、<b>ハーモニーやメロディ、歌い方に対しての理解と感覚が深まると、ドラム演奏において楽曲に対してより多様なアプローチができるようになり、アンサンブルする意識が高まり、共演者とも音と言葉でコミュニケーションが出来るようになります</b>。<br />
<br />
こういうドラマーを指して「<b>音楽的なドラマー</b>」「<b>音楽性の高いドラマー</b>」と呼んだりします。リズムにしか関心のない「ただのドラマー」と、「音楽的なドラマー」が、表面的に全く同じパターンをずっと演奏し続けたとしても、両者は全然違って聴こえます。<br />
<br />
このブログをお読みの皆様には、是非とも「音楽的なドラマー」を目指していただきたいと思います。Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-4440161108138697602013-04-19T07:22:00.004+09:002013-04-19T07:22:57.081+09:00ドラマーはリズム刻んでりゃいいのか? <b>いけません</b>。<br />
<br />
ドラマーも、<b>リズムだけではなくメロディー・和音・理論・各楽器の役割など、様々な音楽の要素に理解を深めていく必要がある</b>と私は思います。<br />
<br />
リズムにしか興味がなくリズムを刻む事しかできないドラマーの日常を追いましょう。<br />
<br />
ヴォーカル「ドラムさあ、AメロとBメロ雰囲気変えてくれない?」<br />
ドラム「…ごめん、どうしたらいいかわかんないや」<br />
<br />
ベーシスト「俺サビからこのパターンにしようと思うんだけど、どう?」<br />
ドラマー「…いいんじゃない?(ていうか聴いてなかった)」<br />
<br />
極端な話、リズムがあまりに強力で重宝されているドラマーもいるにはいますが、上記のように表現の幅が恐ろしく限られる上に、他の楽器のプレイヤーとほとんどコミュニケーションがとれません。もちろん、興味がなければ他のプレイヤーの音も聴かないので、アンサンブルもしません。こちらのブログを読んで下さる皆様には、絶対にこうなって欲しくないという思いがあります。<br />
<br />
では、どうすればいいでしょう?長くなりそうなので次に続きます。Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-29244559500342904832013-04-17T08:12:00.000+09:002013-04-17T08:14:44.300+09:00ちょっと息抜きに Gene Krupa、「Sing Sing Sing」のドラムの人のあまりにも楽しい動画です。<br />
<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/EOPQswhWPi4" width="420"></iframe>
<br />
<br />
見ていただければおわかりでしょうが、この人はフレーズ効率の良さや技術の高さを見せたいのではなく、ただその場にいる人に楽しんでもらいたいという思いがすごく伝わってきます。これぞエンターティナーです。ジャズは本来エンターテインメントであり、ダンス・ミュージックでした。<br />
<br />
途中のドラム・ソロでの表情、まさに「顔で叩く」とはこの事です(笑)。<br />
<br />
ドラムの練習には様々な目的がありますが、ステージでエンターテインメントに集中し、これだけの余裕を持つために日々練習する、というのを大事な目的の一つにしていいでしょう。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-39639234761150845212013-04-09T09:05:00.000+09:002013-04-09T09:05:34.291+09:00基礎練習#3 2種類のダブル・ストローク 前の記事の<a href="http://alpine-dw.blogspot.jp/2013/04/2_8.html" target="_blank">2種類のダブル・ストローク</a>は、他のフレーズと同じく、<b>メトロノームを使ってテンポを決めて練習した方が早く実践で使えるようになります</b>。ではどんな練習方法が効果的でしょうか?<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgtK_nqAW1mwolovfh8oIdmYG6EMWm6dN7SDN_zBHoXqVywJIVDIwlFZvzwBXs0r-xcdsR1nl-cp1HdZv-PJQk5Xwp5zKYQBtuC8oox_HW9Gx9Kcd8sGapyBorS_9zx38z0E08aEMzfnRk/s1600/%25E5%2586%2599%25E7%259C%259F+%252811%2529.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgtK_nqAW1mwolovfh8oIdmYG6EMWm6dN7SDN_zBHoXqVywJIVDIwlFZvzwBXs0r-xcdsR1nl-cp1HdZv-PJQk5Xwp5zKYQBtuC8oox_HW9Gx9Kcd8sGapyBorS_9zx38z0E08aEMzfnRk/s320/%25E5%2586%2599%25E7%259C%259F+%252811%2529.JPG" width="320" /></a></div>
<br />
以上、A・B・B'の3例を挙げてみました。<br />
<br />
まずAは、ダブル・ストロークA、リバウンドをフルに利用する方でしたね。親指を上にしたグリップでゆっくりリバウンドさせる事は技術に関係なく物理的に難しいため、そもそも遅くプレイする機会はほぼありません。ある程度の速さから練習を始めます。ここでは<b>4分音符テンポ80からスタート</b>しましょう。<br />
譜面の左半分は16分音符ですが、右半分の線がもう1本多い音符、これは<b>32分音符</b>です。メトロノームが<b>一回鳴る間に8回</b>叩きます。<br />
そんな難しいのができる訳ないだろとお怒りの方は、<b>前半の16分音符の腕と手首の振りのまま、試しに1発ずつ打面に押し付けてみましょう</b>。音が<b>トトトト</b>と止まってしまう場合は、<b>少し押しを弱めていくとちょっとずつ勝手に跳ね返ります</b>。リバウンドを少し利用した状態です。音はたくさんになって<b>ザザザザ</b>という音になります。<br />
このザザザザを、<b>もう少し押しを弱めて調節し、パラパラパラパラと2発ずつにしたものが譜面Aの後半、ダブル・ストロークA</b>です。この間、腕と手首の振りは16分音符の時と全く同じです。<br />
2発ずつに数が整ってきたら、<b>なるべく2発を同じ音量に</b>していきましょう。腕・手首・指全体の力の掛け方を少しふわっとさせると音量がそろいます。このあたり、文字での解説の限界に挑戦している領域です。 譜面では16分音符と32分音符が2ブロックずつですが、倍の長さの4ブロックずつでも構いません。ポイントは、<b>腕を振り下ろす回数が音符が変わっても一定であること</b>です。<br />
<div>
<br /></div>
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/wWZf8opHzKQ" width="420"></iframe>
<br />
<br />
<br />
次にB、ダブル・ストロークBの練習です。こちらはもっとゆっくりから、<b>4分音符のテンポ60</b>から始めましょう。<br />
こちらのポイントは、<b>指をあまり使わずに腕と手首で音符を整える意識</b>です。グリップに関しては、<b>手の平と中指・薬指・小指でふわっと包み、腕全体と一体化したイメージ</b>で持つと演奏しやすいです。<br />
<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/Osad041aj7Q" width="420"></iframe>
<br />
<br />
心がける事は<b>2発目が小さくならず、同じ音量であること</b>です。右側の32分音符がなかなか整わなければもっと遅いテンポから始めましょう。<br />
<br />
B'は、Bのフレーズを強化するための練習です。1発目をすごく小さく、2発目を大きく叩きます。コツは、1発目を叩いてすぐに振り上げ、2発目に向かう事です。ドラムでは、何かやる時に「遅れてしまう」理由のほとんどは、<b>振り上げる・移動する等の「次のストロークへの準備が間に合っていない」から</b>です。<br />
この、すぐに振り上げる動作は手首の強化には非常に良い練習になります。<br />
<br />
何度も言いますが、習得に時間がかかるものだと思って地道に取り組みましょう。<br />
<br />
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<br />
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<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: -webkit-auto;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
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<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
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Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-30702257596651995792013-04-08T07:46:00.001+09:002013-04-08T08:05:34.645+09:00ダブル・ストロークには2種類ある 片手で行う2連打の事を<b>ダブル・ストローク</b>と言います。<br />
<br />
まず、<b>ダブル・ストロークには、私は2種類あると考えています</b>。それぞれグリップ(スティックの持ち方・握り方)、腕・手首・指の使い方が違います。解説の為にそれぞれダブル・ストロークA、Bとします。<br />
<br />
・<b>ダブル・ストロークA</b><br />
<br />
1つ目は、左右の手の甲を外向きに、親指を上にして構え、リバウンドを押さえつける奏法。腕1振りにつき2つ叩きます。1つ叩いてリバウンドしたスティックを押さえ、ついでにもう1発鳴らしてしまう感覚です。<br />
<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/p66MO8G8Bg4" width="420"></iframe>
<br />
<br />
注意すべきは、<b>放っておくと3発以上鳴ってしまうため、2発目の直後に素早くスティックを引き上げる</b>事です。慣れてきたら、動画のようにスピードを上げていきます。この時、<b>なるべくアクセントがつかないように、2発ずつが均一な音量・音色になるように気をつけましょう</b>。<br />
ダブル・ストロークAのメリットは、とにかく音がクリアな事と、速くて細かいプレイに適している事。デメリットは、遅いプレイに不向きで音量は出ない事です。ハイハットの細かいフィルイン、スネアの装飾音符等に応用します。<br />
<br />
・ダブル・ストロークB<br />
<br />
もう一種類のダブル・ストロークの奏法は、ずばり「<b>頑張って2発叩く奏法</b>」です。<br />
ともかく、動画をご覧になって下さい。<br />
<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/blQdS4hhYq8" width="420"></iframe><br />
<br />
普通に手の甲を上に構え、片手で2連打をしてみて下さい。2発目が小さくならないようにです。<br />
ゆっくりだと可能ですが、スピードを上げていくとどうしても2発目が弱くなります。しかし頑張って練習し続けていくと、半年後くらいにはある程度のスピードでもしっかり2発叩けるようになります。もちろん速いスピードではリバウンドも多少使いますが、<b>あくまで2発叩く延長上のものと考え、ダブル・ストロークAとの奏法と音の違いを意識しましょう</b>。こればっかりは根気良く、速くなると信じて練習していただくしかありません。<br />
<br />
唯一、近道があるとすれば、多少強引ですが「<b>1発目を弱く、2発目を強く叩く練習</b>」をすれば、ダブル・ストロークBは効率良く強化できます。<br />
<br />
また、速いプレイの場合、1発目は普通に、2発目は手首中心でスティックを振ると演奏しやすいです。この時グリップに関しては、スティックを手の平全体もしくは中指・薬指・小指あたりで包んでなるべく手の中で動かないようにすると、手首を有効に使えます。<br />
ダブル・ストロークBは、特にスネア・タム・フロアタムによく使います。メリットは音量を出せる事、デメリットは、スティックコントロールを主に手首で行うため、小さい音量、細かいフレーズの演奏が難しい事です。<br />
<br />
以上、まずダブル・ストロークには2種類あるという事、それぞれグリップと奏法と音質が違う事を認識しましょう。片方だけしかマスターしていないと、音量が足りない・スピードに限界がある・コントロールし切れていないといった状態であるために、結果として何年やってもテクニックの幅が広がらない事につながります。何を隠そう、私橋本自身が、ダブル・ストロークBの存在を知り身につけたのはわずか数年前です。<br />
<br />
逆に、この2種類をマスターする過程で、<b>スティックを引き上げるアップ・ストローク、手首でのスティック・コントロール、親指でのフィンガー・コントロールの3つの練習が同時に行えます</b>ので、マスターするまで時間はかかれど、違う面から見ると効率が良いようにも思います。<br />
この項目は、難易度が高く複数の技術が必要なので、特にドラムを始めて日が浅い方にはすぐにマスターできるものではありません。まずは2種類ある事を認識し、焦らず根気よく取り組みましょう。<br />
<br />
次回は、メトロノームを使ったダブル・ストロークの練習方法を公開します。Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-77295457262805446132013-04-04T08:43:00.001+09:002013-04-04T08:50:42.775+09:00基礎練習#3 休符を鍛える②今回は、「中抜き」フレーズです。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgAlu1jzZ5WLClhWpR628KgIdi8iZh3m8ljI4rPm4pQ8lrKRB_Vr9B1ilrhn7LKLUstVCy7cwSZ2hFZRWDgM6SNwehcAIkKYiXASg1MFYTELlj_PSa-7jAj6gvCYF9MxKQ1q11pNmUkudg/s1600/%E5%86%99%E7%9C%9F+(83).JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgAlu1jzZ5WLClhWpR628KgIdi8iZh3m8ljI4rPm4pQ8lrKRB_Vr9B1ilrhn7LKLUstVCy7cwSZ2hFZRWDgM6SNwehcAIkKYiXASg1MFYTELlj_PSa-7jAj6gvCYF9MxKQ1q11pNmUkudg/s320/%E5%86%99%E7%9C%9F+(83).JPG" width="320" /></a></div>
<br />
メトロノームを4分音符でテンポ90にしましょう。<br />
<br />
まずは①、8分休符の練習です。2拍目と4拍目だけが裏打ちですが、<b>ついついここの裏が遅れがちになるので注意しましょう</b>。この裏打ちが遅れると、影響されて次の頭の音、1拍目と3拍目も遅れ、全体がもたってしまいます。<br />
<br />
次に②、3連符の中抜きです。これも左手が遅れがちになるので気をつけましょう。感覚がすぐにつかめない方は、慣れるまでメトロノームを3連符モードで鳴らし、右手と左手がメトロノームにちゃんと合うまでやってみましょう。慣れてきたらメトロノームを4分音符モードに戻し、自力で3連符を感じながら、左手がその三つ目に入るように心がけます。<br />
<br />
最後に③。ちょっと難しいですが、16分音符の中二つ抜きです。②と同様、慣れるまで16分音符モードで左手が入るタイミングを確認、慣れたら4分音符に戻して自力で16分音符を感じましょう。<br />
<br />
最も重要なのは、<b>②と③の違いをはっきりと叩き分けること</b>です。②はどうしても休符を長くしすぎ、③はどうしても休符を短くしすぎになりがちです。その結果②と③は、ほぼ同じフレーズになってしまいます。<br />
動画も添付しておきます。<br />
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/cKyna4w2Jqk" width="420"></iframe>
<br />
それぞれ3連、16分の細かい音符がしっかり感じられているかどうかが、この練習によってあぶり出されます。楽器を問わず、<b>安心して聴けるプレイヤーは古今東西皆、16分音符などの細かい音符と全音符などの大きな音符を同時に感じながら演奏できる</b>ので、非常に正確なタイミングで演奏できます。<b>正確さの精度が上がれば上がるほど、タイミングを意識せずに自由な表現ができるようになる</b>と、私は考えます。<br />
<br />
ひらたく言うと「こんなチマチマしたことをライブ中に気にしながら叩くんだったら、あらかじめうちでやっとけばいい話」。楽しく本番を迎えるために、チマチマした基礎練習を今のうちにやっておきましょう!Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-83660414034164753002013-03-29T10:34:00.000+09:002013-03-29T10:34:35.514+09:00ど真ん中がモノを言う 今回は、ややストイックですが、ドラムを始めてからできるだけ早い時期に意識した方がいいお話です。<br />
<div>
<br /></div>
<div>
太鼓系、すなわちスネア・タム・フロアタムにおいて、アタックと音程と音量が最もバランス良く出るのは、<b>ヘッド(皮)の中心を叩いた時</b>です。<b>太鼓というのは中心を叩いた時に最も胴が鳴り、打面と裏面が最も共振するように作られ、ヘッドが張られています</b>。</div>
<div>
<br /></div>
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それをあまり意識しないままドラムを叩くと、スネアはスネアらしい抜けが弱く、タム回しの音程感もなく、太鼓の低い倍音も出ず、スカスカした軽い鳴りの印象になってしまいます。これは、叩いている本人より外で聴くと違いがよくわかります。太鼓の中心でなく端を叩いてしまっている事が主な原因です。<br />
<br />
ここで、叩く場所によるそれぞれのメリット・デメリットを説明します。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh6Dl6bfw6kiMLyyMPb8Osxcw8Vvduu6_HnUkj8RGkfjkjNi8tPc8FOo01mPkLvWQV4-BreY_-qIWh6BKmL2EJ10kVZgH3ysqUVX83SCZ0uURIVYOeSHBUhV1uFJjY2OTSuxobv4EgKvu4/s1600/%E5%86%99%E7%9C%9F+(82).JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="298" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh6Dl6bfw6kiMLyyMPb8Osxcw8Vvduu6_HnUkj8RGkfjkjNi8tPc8FOo01mPkLvWQV4-BreY_-qIWh6BKmL2EJ10kVZgH3ysqUVX83SCZ0uURIVYOeSHBUhV1uFJjY2OTSuxobv4EgKvu4/s400/%E5%86%99%E7%9C%9F+(82).JPG" width="400" /></a></div>
<br />
まず、中心部は先述の通り、<b>全てのバランスが取れた音が出ます。アタック・音量・音圧は最大になります</b>。ただしリバウンドが弱いので、ロールには向きません。<br />
次に、図の斜線の部分は、<b>主に音程感が強調されます</b>。クラッシックの大太鼓や和太鼓はこの部分を叩きます。図の「倍音」というのは、音の「成分」だと思っていただいて構いません。この部分は音程は聴こえても、アタックが少し落ちてしまいます。スネアのリムショットの場合ここを叩く事が多いですが、それはリムでアタックを稼いでいるので問題ありません。経験上ですが、リムショットをするでもなく<b>無意識にここを叩く習慣になってしまい、音抜けの悪いスネアになっている</b>方は多く見てきました。<br />
最も外側のリム近くはリバウンドが最も強く、ロールのスタート時や超弱音時にのみ使用します。高い倍音が出るので叩く本人にはアタックが出ているように錯覚しがちですが、遠くで聴くとカサカサした印象で、太くて重いバックビートとしてのスネアの音は出ません。<br />
<br />
最終目的を「<b>狙った場所を叩けるようになり、楽器におけるそれぞれの場所の特性を生かして音色を使い分ける</b>」事と定め、それに向けて「<b>ど真ん中を叩く練習</b>」をしてみましょう。実に簡単です。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiyW40-Z7Eg5Tv8Q5pDemQdCrqh5Y9wjL-f42G62w6WfKffiH7LGr8LJzR5b8vLX6yNhXH9d_eJ8lLwy2Or4mCd10KmDIOYgrRwSyh9gVPzsYuS4uGUBAVngQbW1SAGCKiZVT3IqOp-BLw/s1600/%E5%86%99%E7%9C%9F+(80).JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiyW40-Z7Eg5Tv8Q5pDemQdCrqh5Y9wjL-f42G62w6WfKffiH7LGr8LJzR5b8vLX6yNhXH9d_eJ8lLwy2Or4mCd10KmDIOYgrRwSyh9gVPzsYuS4uGUBAVngQbW1SAGCKiZVT3IqOp-BLw/s320/%E5%86%99%E7%9C%9F+(80).JPG" width="312" /></a></div>
<br />
練習台のど真ん中に10円玉くらいの大きさでガムテープを貼り、目で確認しながら基礎練習をします。習得できるまで、<b>練習台で練習する時はここしか叩かないというストイックなルールを作ります</b>。<br />
これは私が「世界の手数王」ビリー・コブハム氏のクリニックに行った時に教わったもので、非常に効果がありました。ど真ん中を狙う練習はすなわち「<b>好きな場所にスティックを持っていくための練習</b>」になったからです。太鼓だけでなくシンバルの奏法にも役立ちました。この動画に一瞬、ガムテープの貼ってある枕の練習台が出てきますね。<br />
<br />
<br /></div>
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="300" src="http://www.youtube.com/embed/7bANlC5sq0M" width="500"></iframe><br />
<br />
一度身につければ、わりと意識しないでもど真ん中にスティックが行くようになります。そうなれれば、ドラムを叩く時に適度なエネルギーで音量とアタックが出せるようになり、<b>あなたがドラムで言いたいことが客席に届きやすくなります</b>。Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-51813382331842108372013-03-15T15:54:00.001+09:002013-03-15T17:18:17.885+09:00なかなかうまくならなくて…ドラムを始めてしばらくの方で、上達スピードが遅いのではとお悩みの方は多いのではないでしょうか?<br />
<br />
特に、年齢が20代以上でドラムを始めた場合、手と足をその場で全て制御しようとしつつ、実際には制御出来ていない事を客観視してしまうため、もどかしい思いでドラムと向き合う時期があるようです。<br />
対して小学生〜10代で始めた子達は、いい意味で客観視などせず、手足が多少コントロールできなくても、がむしゃらに、夢中になって楽しくドラムと向き合えている事が多いです。で、いつの間にか出来る技術が増えている。<br />
<br />
経験からお話すると、ドラムは<br />
<br />
「練習で手と足の使い方を体に染み込ませ、ライブではさほど意識せずに自由にコントロールがきく状態に持っていく」<br />
<br />
ものだと考えています。ライブの現場では、自分のドラミングに向かう意識を出来るだけ少なくして、共演者のプレイと客席の反応にほとんどの意識を向けるべきだからです。<br />
<br />
練習とは、今まで出した事のない命令を手足に初めて伝え、その命令回路をどんどん関連付けていく作業です。新しく身につけようとする技術はいきなり出来るものではありません。老いも若きも平等に、出した事のない命令を出す経験を繰り返し、出来ない技術を一つ一つ出来るようにしていくしかないと私は考えます。<br />
<br />
上達スピードに関して言えば、もちろん個人差があるのが前提の話ですが、<br />
・出来ない事を全部いっぺんに出来るようになろうとする<br />
・自分が具体的に何が「出来ない」のか把握できていないまま、ただ漠然と、うまくならない事にネガティブになる<br />
そういう精神状態の時は残念ながら伸び悩み、なかなか上達しません。<br />
<br />
裏打ちが苦手なら裏打ちを練習する、二連打が苦手なら二連打の練習する。自分の好きな音楽を聴く、ドラマーを聴く。やってみたい事を出来なくても真似してみる。ドラムと向き合うのは、本来実にシンプルな事のはずです。以前お話した通り、肉体的に見れば車の運転のようなもの。基本的には誰でもドラムは上達します。<br />
<br />
あとは、ネガティブな精神状態から脱出するだけです。「やらなきゃいけない」ではなく全部が「やりたい」になれれば理想的です。出来ない事に向き合うのは大事ですが、出来るようになった事にはきちんと満足するのも必要な事です。ドラムを始めたいと思った時期、ドラムが楽しかった時期の自分を思い出し、出来ない事は一つ一つ出来るようになればいいだけだと考え、あせらずマイペースに、常に楽しくドラムに向き合う事が、実は上達のスピードを速めます。<br />
Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-15566777416573488412013-03-13T23:00:00.000+09:002013-04-04T08:50:57.012+09:00基礎練習#2 休符を鍛える① <b>音符をそのまま叩くのと同じだけ、休符をきちんと表現できるようになる事が重要です</b>。今回は休符のトレーニングになる練習パターンを提示します。まずは譜面をどうぞ。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjOmfViaFclke0SJf8xWPDRGLluzuf6O6TI2qzGJJYcx54u3hh63L2_tHKYjAblU77MPMFPwsegi_RtQiqMo4ZnScmIUhuQ7PPxGPXH0NcbbMbPWhgBOmWxP3M4pEpphZEDVPEQsP1OPGw/s1600/blogger-image--1907002352.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjOmfViaFclke0SJf8xWPDRGLluzuf6O6TI2qzGJJYcx54u3hh63L2_tHKYjAblU77MPMFPwsegi_RtQiqMo4ZnScmIUhuQ7PPxGPXH0NcbbMbPWhgBOmWxP3M4pEpphZEDVPEQsP1OPGw/s320/blogger-image--1907002352.jpg" width="320" /></a></div>
<br />
<br />
いきなり難易度が高いと感じるかもしれませんが、<b>出来ない事だけ効率よく練習する事が上達への早道</b>です。根気良く取り組んでみましょう。<br />
<br />
メトロノームを<b>テンポ90</b>で鳴らしてみましょう。<br />
<br />
①は4分休符。1・2・3・4の1と3が休符です。<b>1と3がメトロノームだけの音、2と4で叩いた音とメトロノームが同時に鳴ればOK</b>です。<br />
<b>休むというより、「休符を叩く」感覚</b>で練習しましょう。手を動かすか否かでなく、いかにイメージするかです。余談ながら、外国人ミュージシャンと共演した際、あまりに<b>休符がくっきりと形になって表現されていて</b>驚いた経験があります。<br />
手順は、左右交互に。右スタート、左スタート両方やってみましょう。<br />
<br />
②は8分休符を頭に感じ、裏に叩く難しい練習です。いわゆる「<b>裏拍</b>」です。1・2・3・4をメトロノームに鳴らしてもらい、ちょうど<b>半分のタイミング</b>で叩きます。この時肝心なのは、メトロノームの1・2・3・4を聴きながら、<br />
「<b>1・と・2・と・3・と・4・と</b>」<br />
<br />
と、<b>全ての8分音符を体で感じる</b>事です(下の音符)。どうしても叩く位置がわからない方は、メトロノームを8分音符で鳴らしてみて、慣れたら4分音符に戻しましょう。テンポをゆっくりにしてみてもいいです。①と同様左右交互、右スタート左スタート両方やってみましょう。<br />
テンポ90でほぼ正確に叩けたら、メトロノームの設定テンポを<b>どんどん早くして限界までやってみましょう</b>。この8分裏打ち、ものすごーく休符の訓練になり、かつ実践にも使えます。<br />
<br />
実は世の中の「行進曲」のスネア・パターンの多くがこれです。例えばテンポ170くらいだと、「クシコスの郵便馬車」。運動会でおなじみのあの曲ですね。はい、この曲のスネアドラムパートはかなりの修行です。<br />
<br />
そのほか、表拍を感じながら裏拍にアクセントを入れる音楽に「ジャズ」があります。表拍を感じられていない状態で裏だけアクセントを入れ、不安定なリズム感のままジャズを長年演奏している人が、実は日本にはかなりいます。個人的には、<b>スウィングのビートは表拍を感じる事でグルーヴがどっしりとし、初めて安定した演奏が可能になると考えています</b>。<br />
つまり、将来スウィング・ビートのジャズ・ドラムが叩きたくなった場合、この「裏打ち」の練習が抜群に生きてきます。<br />
<br />
休符の話が裏打ちの練習の話になってしまいましたが、休符の練習一つがこれだけ奥深く役に立つ、という事を言いたかったためです。じっくり取り組んで頂きたいので、今回は4分休符・8分休符までにします。<br />
<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<br /></div>
Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-91668399146886586882013-03-10T12:26:00.001+09:002013-03-12T10:39:57.239+09:00口ドラムでドラムが変わる16ビートのドラムパターンを口で歌ってみる場合<br />
「ドッチチタッチタドッチチタッチタ〜」<br />
と言うのに比べて<br />
「くっつくパンツかひっつくパンツかはっつくパンツかむかつくパンツか」<br />
と言ってみた方が、いいグルーヴになりませんか?<br />
<br />
真面目に解析すると、歌い方としてスネアは「タッ」よりも「パン」の方がかっこよく、「むかつく」はスネアのゴーストノートとハイハットのアクセントがきちんと表現できた歌い方になっています。また、「ひっつく」「くっつく」等、フレーズ頭の音に変化をつける事で、2小節で一つのグルーヴになっている事も表現できています。<br />
元はギャグみたいなフレーズで、これが理想の歌い方ではありませんが、口でドラムを歌う時、<b>発音の仕方だけでずいぶん表現に違いが現れる</b>、という一例です。<br />
<br />
もっとわかりやすい例を出してみましょう。<br />
<br />
8ビートのドラムパターンを口で歌う場合、<br />
「ドン・タン・ドド・タン」<br />
と歌うよりも、<br />
「ドゥーン!バーン!ドゥードゥー!バーン!」<br />
と発音した方が、よりかっこよく聴こえてきませんか?<br />
<br />
ポイントは、<b>濁点をつける事。音もグルーヴも太くなり、アクセントがより強調できるから</b>です。 例えばフィルイン一つにしても<br />
「タンタンタカトン」<br />
だと凄く淡白ですが<br />
「バンバンババドゥン」<br />
の方が表情豊かでゴージャスになり、インパクトが大きくなります。<br />
<br />
普段からドラムの音をこのような発音で口で歌っているうちに、<b>叩く音のイメージがゴージャスに、表情豊かになります。そしてこれが、あなたのドラムの音を変えます。</b><br />
<b>なぜなら、ドラムの音は、叩く時にどんな音をイメージするかで全く違うものになるから</b>です。<br />
<br />
まずはとっかかりとして、是非この「濁点をつけた歌い方」を実践してみて下さい。Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-42189650359740581812013-03-05T18:14:00.001+09:002013-03-13T23:00:53.939+09:00指・手首・腕 #2 デモ動画<a href="http://www.blogger.com/"></a><span id="goog_1202365042"></span><span id="goog_1202365043"></span><a href="http://alpine-dw.blogspot.jp/2013/02/blog-post_27.html?m=0">この記事</a>の続編です。<br />
<br />
まずは指・手首を中心に使った細かいフレーズのドラミング。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<iframe allowfullscreen='allowfullscreen' webkitallowfullscreen='webkitallowfullscreen' mozallowfullscreen='mozallowfullscreen' width='320' height='266' src='https://www.youtube.com/embed/cpG8ztfWVYs?feature=player_embedded' frameborder='0'></iframe></div>
<br />
<b>移動の時間稼ぎと、速いストローク・クリアな粒立ちのため</b>の細かいスティックコントロールが必要ですが、体重を乗せた重い音が必要ないので、主に指と手首を使います。<br />
<br />
次に、前腕と上腕を主に使ったドラミング。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<iframe allowfullscreen='allowfullscreen' webkitallowfullscreen='webkitallowfullscreen' mozallowfullscreen='mozallowfullscreen' width='320' height='266' src='https://www.youtube.com/embed/wJAUpRso77w?feature=player_embedded' frameborder='0'></iframe></div>
<br />
<b>ロック的な、体重を乗せた重い音・ビートを出すため</b>に、前腕・上腕を多く使い、スティックの振り幅を広げます。もちろん手首や指も使いますが、手首はスナップを効かせるのみ、指はスティックを支える程度にしか使いません。<br />
<br />
動画の演奏を今すぐできるようにする必要は全くありません。ただ見ていただいて、まずは<b>指・手首・腕を全て使うものだときちんと認識し、実際に動かしてみて、必要に応じて好きなように使い分けられる事</b>を目標にしましょう。Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-60327153318409634782013-03-04T12:53:00.002+09:002013-03-13T23:01:56.912+09:00ドラム・ヒーローを見つける 吹奏楽部でドラムを始めた私、橋本がまず教わったのは8ビート。ドラムセットで個人練習に取り組むも、自分の演奏がかっこいいとも思えず、しかもドラム一人でやっていても何が楽しいのか全くわからず悶々としていました。<br />
<br />
ドラム担当にくじけそうになっていたある日、先輩から借りたフュージョンバンド「CASIOPEA」の音源に大衝撃を受けました。ドラマーは後のワンマン・オーケストラのあの神保彰さん。その日から、全くできないにも関わらず強引に神保さんのモノマネばかりしておりました。<br />
もうその日からは楽しくて楽しくて、部室ではドラムセットで神保さんのドラムパターンをマネし、家ではCASIOPEAをエンドレスで流しながらスティックを振り回す毎日でした。<br />
後にデイヴ・ウェックル、スティーヴ・ガッド、ジャック・ディジョネット等続いていきますが、神保彰さんは私にとっての最初の「ドラム・ヒーロー」でした。<br />
<br />
このように、ドラム・ヒーローとは、<strong>憧れであり、目標であり、ドラムを叩きたくなるモチベーションであり、音楽を続けるモチベーションにもなります</strong>。私は神保さんを好きにならなければ、8ビートの段階でドラムから興味を失っていたと思います。<br />
<br />
ドラムを始めてすぐにドラム・ヒーローに出会えた方はとてもラッキーです。なかなかそう簡単には出会えませんが、まずは<strong>分け隔てなく様々なジャンルの音楽をドラマーに注目しながら聴いてみましょう</strong>。時代はバラバラで構いません。今なら<a href="http://www.drummerworld.com/">Drummerworld</a>や<a href="http://www.youtube.com/results?search_query=zildjian+day">YouTube</a>等で動画でも見られます。世界中にいかに様々なスタイルのドラマーがいるかよくわかります。<br />
<br />
ヒーローにもし出会えたら、間違いなくドラムが数倍楽しくなります。<br />
Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-41322263798482231482013-03-04T10:00:00.000+09:002013-03-13T23:01:15.625+09:00基礎練習#1 原点<br />
スティックと練習台、メトロノームが揃ったら、まず初めに行う練習は<strong>シングル・ストローク</strong>(1つ打ち)の練習です。まずは譜面をどうぞ。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgJDxJ54VbQE2zccWeEMoenHvvNc5yfNOXMAz8FcmteL4VwM5YjxUf4wbkeX6UNMMoCqBMHPzZGnOH8qtoG26uwp_IZ-T5q2fBJwQ51YjCzzUSjIwDOCWwtP5c2jz1C3W754Ivd3RziZbs/s1600/AAC35CAF-019D-400C-9C1B-781F57CF57DB.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgJDxJ54VbQE2zccWeEMoenHvvNc5yfNOXMAz8FcmteL4VwM5YjxUf4wbkeX6UNMMoCqBMHPzZGnOH8qtoG26uwp_IZ-T5q2fBJwQ51YjCzzUSjIwDOCWwtP5c2jz1C3W754Ivd3RziZbs/s320/AAC35CAF-019D-400C-9C1B-781F57CF57DB.JPG" width="320" /></a></div>
<br />
では、メトロノームを4分音符、テンポ90で鳴らしましょう。4分音符とは、譜面の①の音符の事で、メトロノームに表示される数字が4分音符のテンポなので、90に合わせて下さい。<br />
<br />
メトロノームが鳴り始めたら、それに合わせて①を叩いてみましょう。譜面のRは右手Right、Lは左手Leftです。右手から交互に叩きます。<br />
<br />
ではメトロノームはそのままで、②以下続けてやってみましょう。<strong>数字に丸がついているRとLが、メトロノームと合うポイント</strong>です。②、③、④はそれぞれ、メトロノームが一回鳴る間に2回、3回、4回叩きます。②は8分(はちぶ)音符、③は3連符、16分(じゅうろくぶ)音符です。③の時はメトロノーム一回ごとに左右の手が入れ替わります。<br />
心がけるべきは、<strong>一定のリズムで右手左手交互に叩く事</strong>です。不整脈は起こさないように。<strong>音量やスティックの振り幅もそろえましょう</strong>。ポイントは、前にもお話した「<strong>不器用な左手</strong>」です。<br />
<br />
この基礎練習だけでかなりの事が身につきます。私は今でも日常的にこの練習メニューから始めています。<strong>ストロークのテクニックと自分のリズムを常に整えておくには、ドラムに触る前に練習台でメトロノームを使ってこれをやるのが一番効果的</strong>だと考えています。できれば一日一時間でも毎日やれば確実です。<br />
また、テンポ90を指定しましたが、テンポ60から始めて61、62…200くらいまでいけば、一日なんてすぐ終わってしまうので(笑)自分は90、100、110と10ずつ上げて練習しています。<br />
<br />
応用は全て基礎あってのもの。是非こちらを原点として歩んでいって下さい。<br />
<div>
<br /></div>
Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-23979041381347600692013-03-02T10:13:00.001+09:002013-03-04T09:56:05.721+09:00右手はいいけど左手が…ドラムを使った動画撮影の環境にないので、別の記事を一つ。<br />
<br />
右手が利き手である方は、普通右手の方が器用です。<br />
右利きのドラマーが歴史上多かったせいか、ドラミングも基本的には右手がリードするように出来ています。単純に右手の方が左手より細かく多く使うリズムパターンが多く生まれました。<br />
<br />
しかしながら、より高度で安定したテクニックを身につけるには、左手の技術向上は避けて通れません。<br />
例えば、右手左手を交互に一つずつ叩く、いわゆるシングル・ストロークのスピードを上げようとする場合。実際一番速く叩こうとすると、右利きの方は間違いなく右手が速く左手が遅くなります。シングル・ストロークの場合、右手左手の音符が均等でなければならないので、必然的にシングル・ストロークのスピードは左手の遅いスピードで決まってしまいます。逆の発想だと、<strong>左手のスピードさえ上がればシングル・ストロークが速くできる</strong>、とも言えます。<br />
<br />
この一例でも明らかなように、新たなテクニックを身につけようとする時、<strong>左手の不器用さが足かせとなっている可能性を常に意識</strong>した方がいいでしょう。<br />
<strong>練習とは、できない事から手をつけるのが最も効率が良い</strong>ので、右手に比べて左手をいつも少し多めに練習するくらいがちょうど良いと思っておきましょう。Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-78059039321931123252013-02-27T23:44:00.000+09:002013-03-13T23:01:31.555+09:00指・手首・腕 では、実際にスティックで叩いてみるお話に移ります。練習台でも楽器でも構いません。<br />
<b>良いドラマーはスティックを漫然と握って振り下ろしているわけではなく、体の様々な部分を駆使し、出したい音に基いて体の使用部位を使い分けています</b>。<br />
<br />
今回はまず腕全体に焦点を当ててみます。<br />
<br />
まずは<b>手首</b><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<iframe allowfullscreen='allowfullscreen' webkitallowfullscreen='webkitallowfullscreen' mozallowfullscreen='mozallowfullscreen' width='320' height='266' src='https://www.youtube.com/embed/Cg6CHYEj1vw?feature=player_embedded' frameborder='0'></iframe></div>
<br />
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<br /></div>
<br />
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<br /></div>
一番最初にここを意識しましょう。恐らく一番たくさん使う部分です。手首を使う事に慣れていない方は、動画のように前腕を固定した練習法があります。ここで、<b>手首の動きだけでスティックがどこまで上がるのかを意識する事</b>が重要です。<br />
<br />
次に、<b>腕</b>。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<iframe allowfullscreen='allowfullscreen' webkitallowfullscreen='webkitallowfullscreen' mozallowfullscreen='mozallowfullscreen' width='320' height='266' src='https://www.youtube.com/embed/oWZpy6b778U?feature=player_embedded' frameborder='0'></iframe></div>
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<br /></div>
<br />
<br />
腕の動きに注目していただけるよう、あえて手首を使わない動画にしました。前腕のみで叩く→上腕のみで叩く→前腕・上腕の両方を使う、という3パターンをやってみました。ここでも、スティックがどこまで上がるかを意識しましょう。<br />
<br />
最後に、<b>指</b><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<iframe allowfullscreen='allowfullscreen' webkitallowfullscreen='webkitallowfullscreen' mozallowfullscreen='mozallowfullscreen' width='320' height='266' src='https://www.youtube.com/embed/EAtIvxmpkQo?feature=player_embedded' frameborder='0'></iframe></div>
<br />
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<br /></div>
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<br /></div>
フィンガー・コントロールというドラム用語があります。一般的に非常に細かいニュアンスをつける時や、一番速く叩く時にはたくさん指を使います。ただし、スティックの可動範囲を広げる目的、握りの強弱をコントロールする目的としても使うので、私はほぼ全てのショットで指を少しずつ使っています。これは必要になった時に専用の練習を始めればよいと思うので、まずは意識するだけで構いません。ここでも、スティックの可動範囲に注目しましょう。<br />
<br />
腕に関して、叩く時に使えるのは以上3つの部分です。では、スティックがどこまで動かせるか(上がるか)に注目しながら、順番に足していきましょう。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<iframe allowfullscreen='allowfullscreen' webkitallowfullscreen='webkitallowfullscreen' mozallowfullscreen='mozallowfullscreen' width='320' height='266' src='https://www.youtube.com/embed/qx5D-nEKCwk?feature=player_embedded' frameborder='0'></iframe></div>
<br />
<br />
私の考えとしては、<br />
<br />
<b>常に指・手首・腕の全てを使う意識でいる。ただし、出したい音によってどの部分を大きく使うかが変わる</b><br />
<br />
というものです。ドラマーの皆さん、<b>あなたの手首・指・前腕・上腕は全て使えていますか?使っていない部分を意識して使い始める事で、使える音やリズムがどんどん増えていきます</b>。次回は、実際のドラムセットでそれぞれ実演してみます。Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-2227696677501305402013-02-26T13:41:00.001+09:002013-02-26T13:43:37.931+09:00自分の演奏を録画するドラムはアクションの大きな楽器であり、叩くフォームと音とが密接な関係にあります。フォームがぎくしゃくしていると音やリズムも必ず影響されます。<br />
そこで、自分の演奏を録画して、右腕・左腕・右足・左足、それから姿勢と、一つ一つ力んでいたり等不自然なものがないかチェックする事で、フォームを自己診断できます。<br />
これは経験上ですが、フォームを客観的にチェックしないままドラムを叩き続けると、非効率で不自然な奏法が身についてしまう危険性があります。長年の癖ほど治りにくいものなので、できるだけ早いうちに録画を習慣にする事をお勧めします。<br />
何も高性能のデジカメを用意する必要はありません。もしスマートフォンをお持ちならそれで十分です。<br />
また、スマートフォン・デジカメなら録画時の音質にも優れており、前回ブログで録音を勧めましたが、動画で撮ってしまえば録音の必要もありません。動画なら、演奏が崩れるポイントをフォーム面からチェックする事ができます。<br />
自分の演奏を検証するのは、自分の歌を聴く事のように、最初は少し恥ずかしく抵抗があるかもしれませんが、時には厳しく時には褒める事も忘れずに、ドラマーになった自分と楽しく向き合う事が、成長につながっていきます。<br />
Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-8560434932009086142013-02-23T10:33:00.000+09:002013-02-23T15:39:29.422+09:00自分の演奏を録音する 小さなライブハウスへライブを見に行くと、演奏者が小型の録音機で自分たちの演奏を録音しているのを見かけた事はありませんか?経験上、かなり多くの共演者が録音している現場に立会います。<div> </div><div> 自分の演奏を録音して後で聴きなおすメリットはいくつかありますが、一番の目的は<b>自分の弱点を意識するため</b>です。</div><div> レッスンで講師に指摘されたり演奏の現場で共演者に言われたりするポイントは、たいていは自覚がないままやっている事です。その瞬間の自分の演奏を客観的に聴くと、当たり前ですが第三者の視点を持てるので、聴いた人がなぜそんな指摘をしたのかを理解して納得する手助けになります。たまに何度聴いてもその指摘が納得できないケースもありますが、そこまでつきつめて自分の演奏に向き合う事自体が重要です。<br />
<br />
それだけでなく、自分で自分の弱点に気づく事もできます。「これをやるとタイミングが遅れるな」とか「聴いてると拍がわからなくなるな」など、練習するネタの発見に繋がります。なかなか酷な作業ですが、自分の録音と憧れのドラマーとの演奏を本気で聴き比べてみるとよいでしょう。自分に何が足りないのか一目両全です。<br />
<br />
これはオマケの話ですが、録音を聴いてモチベーションが上がる事もあります。習得した技が「できるようになった」事を録音で味わって、たまには自分を褒めてあげましょう。それは自信に繋がり、ドラムを続ける上で必要な事です。人を楽しませるためには、人前でドラムに向かった時はいつでも自信に満ちて自分も楽しめるメンタルが必要不可欠です。人を楽しませられる余裕のあるドラマーになる事を目標の一つにしましょう。<br />
Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-79535218329561732882013-02-21T22:40:00.004+09:002013-02-21T22:41:06.116+09:00練習台とメトロノームを買いに やはり楽器屋さんで買えますが、スティック同様、何種類もあってどうしよう…となります。<br />
<br />
まず練習台。色々な材質のものがあり、それぞれ<b>スティックの跳ね返り方が違います</b>。メーカーというより、材質別にご説明します。<br />
<br />
・<b>硬質ゴムパッド</b>…楽器屋さんで最も多く見かける練習台。<b>スティックの跳ね返りが極めて強い</b>です。跳ね返りをあまりに抑えてしまうと手を痛める危険もあるので、ヒットした瞬間に跳ね返りを逃がす練習の仕方を意識した方がよいです。ちなみに<b>跳ね返りの事を「リバウンド」といいます</b>。そういう意味では、硬質ゴムはリバウンドを最大限に利用するための練習に一番適しています。ハイハットシンバルの閉じた状態のリバウンドに近いですね。<br />
<br />
・<b>ジェルパッド</b>…叩くパーツの下にジェルが入っていて衝撃を吸収、硬質ゴムに比べてかなりリバウンドが抑えられます。おそらく商品は特定メーカーの一種類だけで、青い色で興味をそそられますが、個人的には実際のドラムの皮のリバウンドよりもかなり跳ね返らない印象です。<br />
<br />
・<b>メッシュタイプ</b>…<b>これが一番実際のドラムの皮に近い感触、リバウンド</b>です。実は私はこれを自宅用、ツアー用に使っています。写真のように、目の細かい網戸のような材質です。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgXRCWuwgftRDl7HVYqQUdhiSobw8JMt86S1tE4VUTVy6yFLH6-Q6YzvrWxmEZf2pn2AmFfRaca7YFA5Hzto5jwDSBFnmO5edQC89Sbo3fMa60dg7aVJF3tipaLhd0J6iUhGquaZyDpVnY/s1600/%E5%86%99%E7%9C%9F+(54).JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgXRCWuwgftRDl7HVYqQUdhiSobw8JMt86S1tE4VUTVy6yFLH6-Q6YzvrWxmEZf2pn2AmFfRaca7YFA5Hzto5jwDSBFnmO5edQC89Sbo3fMa60dg7aVJF3tipaLhd0J6iUhGquaZyDpVnY/s320/%E5%86%99%E7%9C%9F+(54).JPG" width="239" /></a></div>
<br />
上のものは網だけ買って、使用していないスネアに付けた自宅用、下のものはツアー携帯用の小型のものです。<br />
ご覧のように、ドラム同様にリム(端の金属部分)があり、小型用は角度によってはリムに当たってしまうので、できれば<b>胴もスタンドも付属の大きいサイズのものがお勧め</b>です(7500円位)。小さい方はもともと太ももにセッティングして使用するもので、あくまで携帯用だそうです。<br />
<br />
以上が主な練習台の種類で、他にも何種類かあります。こちらもスティック同様<b>売り場で叩き比べてみましょう。</b><br />
<br />
先に申し上げておくと、<b>練習台はあくまで練習台である</b>ということを意識して使いましょう。例えばメッシュタイプはかなり音量が出ない仕様になっているので、<b>音量の大小と音色は実際のドラムのをしっかりイメージしつつ、タイミングとスティックの軌道をチェックする事に主眼を置く</b>必要があります。練習台は基礎練習用で、あとは定期的にスタジオでの個人練習とレッスンで楽器に触れる機会を作りましょう。<br />
<br />
長くなりましたが、練習台の話はここまで。以下メトロノームについてです。<br />
<br />
ちなみに私はこちらを使っています。<br />
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<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh5lp3QgzGKPgFkCaiY6PorLQQAyVRb-Z-b1dxP2jxIPxRVXiwU2JZ24OFAGO6kjC00Gxx78UOebH3arBc_rSWHam9dA6jQE_FtRONAvOZHEWnacMcCEz7YWVG1hf2zHqey5K73VNUL55I/s1600/%25E5%2586%2599%25E7%259C%259F+%252855%2529.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="200" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh5lp3QgzGKPgFkCaiY6PorLQQAyVRb-Z-b1dxP2jxIPxRVXiwU2JZ24OFAGO6kjC00Gxx78UOebH3arBc_rSWHam9dA6jQE_FtRONAvOZHEWnacMcCEz7YWVG1hf2zHqey5K73VNUL55I/s200/%25E5%2586%2599%25E7%259C%259F+%252855%2529.JPG" width="149" /></a></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<br /></div>
一番安い電子メトロノームで、超ミニイヤフォンジャック付きです。<br />
何が良いかというとまず音がシンプルな電子音であること。メトロノームの音自体が短いので、タイミングがわかりやすいです。<br />
機能はいたってシンプル。4分音符・8分音符・3連符・16分音符のみ鳴らせます。メトロノームは正確なタイムを刻んでくれればよいので、これ以上の機能は必要ないかと個人的には思います。<br />
<br />
もっと高価な、よりバリエーションに富んだ練習パターンを提示してくれるものもありますが、当レッスンでは<b>練習パターンを自分で編み出していく方法を採りたい</b>ので、あまり高価なものはお勧めしません。<br />
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<br /></div>
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<br /></div>
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<br /></div>
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-60207824880735397492013-02-20T18:17:00.001+09:002013-02-22T10:33:59.214+09:00ドラム…買わないといけませんか? <b>欲しくなるまで買わなくても大丈夫</b>です。<br />
<br />
先ほどの記事で申し上げた通り、レッスンにはスティックが必要なだけですし、自宅練習用には一般的に練習台がよく使われます。<br />
そもそも大きな音が出るドラムセットを普通に鳴らせる環境とは、防音のきいた地下室があるか、郊外の広い庭付き一軒家にお住まいか…日本だとそのぐらいです。住宅街であれば練習台かエレドラ(電子ドラム)が限界です。中にはタオルやガムテープで限界まで防音してドラムセットを置いている方もいますが、それなら練習台でいいような気もします。<br />
<br />
ドラムを始めてバンドに誘われた場合でも、ロック系のライブハウスにはほぼ100%ドラムセットがフルにあります。ジャズ系のお店の場合に限り、たまにパーツもしくはセット自体が無い事があるので、その場合は楽器を持っていない旨を企画者に伝える必要があります。このあたり、ライブ実践についてはまた後日お話します。<br />
<br />
楽器に触れたくなったら、<b>民間スタジオの個人練習を利用する</b>とよいでしょう。当日予約なら1時間500円前後で利用できるスタジオもあります。<br />
<br />
ドラムを始めてしばらくすると、必ず自分の楽器が欲しくなるものです。そうなったらまずスネア→ペダル→シンバルというように揃えていき、決心してフルセット購入…という道のりが一般的かと思われます。<br />
<br />
まず買うのは<b>スティックと練習台、メトロノーム</b>くらいです。それでどなたでもドラムは始められます。Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-20899267358313782802013-02-20T10:22:00.000+09:002013-02-21T22:41:40.584+09:00スティックの選び方 楽器屋さんのスティック売り場には沢山の種類があります。ドラムを始めるのはいいけど、一番最初に買う道具選びでまず迷う事になってしまいます。<br />
<br />
ドラムを始める方に私がまずお勧めしたいのは、<b>軽くて細いスティック</b>です。<br />
<br />
なぜなら、軽いとコントロールがし易く初心者の方向きだからです。太いのはたいがい重量があり、重いスティックはタイミングとボリュームをコントロールするのにある程度技術が必要です。例外として、大音量のロックバンドへの参加が決まっている方などは、最初から重いもので挑戦してみるのもよいでしょう。ただし、<b>力んだ状態で太いスティックを扱うのは腕の故障の原因になる</b>ので、レッスンを受けて頂くなら早い段階で脱力についてお話しします。<br />
<br />
「細いスティックを買ったのになんだか重い!」というケースもあります。<br />
スティックはオーク(樫)製・ヒッコリー(くるみ)製・メイプル(楓)製・アオダモ製などと商品によって原料が違うので、細くても重い木でできている可能性があります。<br />
買ってしまってから見た目と重さのギャップに悩まないために、<b>その場で少しでも手にとって試奏すること</b>をお勧めします。<br />
スティック売り場にはゴム製の練習台が必ず備えてあるので、良さそうなスティックを何組か試しに叩いてみて、一番しっくりきた製品を選びます。<b>「しっくりくる」の基準は「叩く時にストレスを感じず、コントロールしやすそう。楽に叩ける。」</b>としておけば間違いありません。<br />
<br />
買いたいスティックの種類が決まったら、次に<b>左右のバランスを揃える</b>事が重要です。同じ製品でも個体差がある場合があり、売り場に「はかり」がある店舗なら一本ずつ重量を測ることもできます。私が以前使っていたVic Firth社の”Peter Erskine Ride Stick”は、なんと一本あたり最大10gも違いました。<br />
<br />
ドラムを叩くモチベーションを上げる意味で、自分の好きなドラマーのシグネイチャー・モデルを買ってみるのもよいでしょう。有名ドラマーのモデルは比較的個性的ですが、たまたましっくりくることもあります。自分の好きなドラマーのモデルがあまりにもピッタリきた、という事が経験上何度もありました。この場合ももちろん試奏は欠かせませんが。<br />
<br />
これだけ慎重に選んでも、いざ買って使ってみるとしっくりこない場合があります。また、最初にしっくりきていたものがだんだん合わなくなってくる事もあります。<br />
<br />
<b>スティックというのは、あくまで手の大きさ、指の長さ、奏法、使用目的、使用楽器とセットで機能するもの</b>なので、奏法が変わったり演奏する音楽の種類が変わったりすると当然使用スティックはどんどん変わるはずです。<br />
その場合はまた買いに行きましょう。いろんなスティックを選び、買い、試行錯誤する事が経験として必ず積み上がっていきます。それは現在の自分の奏法、出したい音と向き合う事でもあるからです。<br />
<br />
Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-38061074331186141772013-02-19T23:09:00.001+09:002013-02-19T23:09:42.413+09:00レッスンに何を持っていけばいい?まず初回レッスンに用意して頂くものは<br />
<br />
スティック<br />
ノート できれば五線譜ノート<br />
筆記用具<br />
<br />
で結構です。<br />
<br />
スティックは楽器屋さんで各自購入頂きます。<br />
<br />
楽器屋といっても様々で、管楽器、弦楽器、ギターそれぞれ専門店になってしまうとドラム関連商品は売っていません。渋谷や新宿にあるイシバシ楽器、KEY、新星堂Rock innなど大型店は、在庫も多く入りやすく、お勧めです。五線譜ノートも楽譜コーナーにあると思います。<br />
また、都内にはいくつかドラム専門店もあります。マニアックな商品やオーダーメイド、リペア等、いずれお世話になる事になるでしょう。もちろんスティックもあります。<br />
<br />
スティックとノートがあれば、あとはスタジオにドラムセットが完備してありますので、そちらを使用します。<br />
<br />
では次の記事でスティックの選び方をお話します。<br />
Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-41326811131279848952013-02-17T10:08:00.001+09:002013-02-20T16:04:27.735+09:00ドラムって疲れませんか?<b>正しい奏法を身につければ、疲れません。</b><br />
<br />
そもそも橋本は、中学1年の時運動部でしたが体力的についていけなくなり、吹奏楽部に入ってドラムを始め、結局今まで自分の意志で続けています。<br />
<br />
大音量を出そうとする時に、一見腕力が必要なように見えますが、大音量を出す為に必要なのは<br />
<br />
<b>重さ+スピード</b><br />
<br />
であるので、<b>小柄で細身の方でも、スムーズなスティックの軌道と徹底した脱力、スティックの重さと体重をうまく乗せる技術で十分大音量が出せます</b>。体重を乗せる技術とは、腕だけでなく全身をうまく使う技術です。<br />
<br />
長時間、大音量で演奏する場合でも、スティックをスムーズに動かせて脱力できていれば、かなり体力の消耗を抑えられます。<br />
<br />
一見、いかにサボるかを述べているようにも見えますが、これは<br />
<b>・楽器を最大限に鳴らす</b><br />
<b>・きれいで耳に優しい音を出す</b><br />
<b>・抜けの良いクリアな音を出す</b><br />
技術でもあります。<br />
<br />
むしろ、マイクやPAが無いなど小さな音で叩かないといけない場合に、スティックコントロールに神経を使って疲れる事がありますが、これは普段から練習で体に染み込ませれば大丈夫です。<br />
<br />
あと、正確なタイムで演奏しようとしてコントロールに疲れる場合もありますが、これも日常的にメトロノームで練習していれば、本番では疲れることなく、面白いくらい正確に演奏できます。<br />
<br />
<b>体力的に疲れないための練習は、タイミングと音色を良くする練習に直結しています</b>。逆に言えば、練習で身につけた技術次第で体力的に疲れ知らずのドラマーになれます。<br />
<br />
ライブ演奏で疲れるのはむしろ脳。これはまた後日お話しします。<br />
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Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4709969513192127599.post-35246043621143074482013-02-16T23:30:00.001+09:002013-02-17T10:13:48.434+09:00ドラムって手足がバラバラに動いて難しそう とよく言われますが、皆さん普通免許持っていらっしゃいますか?<br />
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車の運転、マニュアル車だとクラッチを切りながらアクセルを踏みながらシフトレバーを操作しますよね。オートマにしてもアクセル踏みながらハンドルを切りながらウインカーを出したりしますよね。<br />
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つねづね、ドラムも一緒だと思っています。手と足はシステマチックに連動している場合がほとんどで、よりバラバラに見える複雑なプレイは、単に複雑なコンビネーションであるというだけで、シンプルにすると「一緒に叩くか交互に叩くか」だけであります。決してバラバラで無関係ではなく、お互い関係のある動きなので、暴論を言ってしまえば<br />
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「<b>車の免許を持っている、もしくは今後普通に取得できる能力のある人は、誰でもドラムが叩ける</b>」<br />
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と思います。ちなみに私は、現在ツアー等でマニュアル車を運転させてもらえません。操作が未熟で危なくて仕方ないそうで(笑)。Manabu Hashimoto Official Bloghttp://www.blogger.com/profile/17747000979869390718noreply@blogger.com0