2013年3月4日月曜日

基礎練習#1 原点


 スティックと練習台、メトロノームが揃ったら、まず初めに行う練習はシングル・ストローク(1つ打ち)の練習です。まずは譜面をどうぞ。

 では、メトロノームを4分音符、テンポ90で鳴らしましょう。4分音符とは、譜面の①の音符の事で、メトロノームに表示される数字が4分音符のテンポなので、90に合わせて下さい。

 メトロノームが鳴り始めたら、それに合わせて①を叩いてみましょう。譜面のRは右手Right、Lは左手Leftです。右手から交互に叩きます。

 ではメトロノームはそのままで、②以下続けてやってみましょう。数字に丸がついているRとLが、メトロノームと合うポイントです。②、③、④はそれぞれ、メトロノームが一回鳴る間に2回、3回、4回叩きます。②は8分(はちぶ)音符、③は3連符、16分(じゅうろくぶ)音符です。③の時はメトロノーム一回ごとに左右の手が入れ替わります。
 心がけるべきは、一定のリズムで右手左手交互に叩く事です。不整脈は起こさないように。音量やスティックの振り幅もそろえましょう。ポイントは、前にもお話した「不器用な左手」です。

 この基礎練習だけでかなりの事が身につきます。私は今でも日常的にこの練習メニューから始めています。ストロークのテクニックと自分のリズムを常に整えておくには、ドラムに触る前に練習台でメトロノームを使ってこれをやるのが一番効果的だと考えています。できれば一日一時間でも毎日やれば確実です。
 また、テンポ90を指定しましたが、テンポ60から始めて61、62…200くらいまでいけば、一日なんてすぐ終わってしまうので(笑)自分は90、100、110と10ずつ上げて練習しています。

  応用は全て基礎あってのもの。是非こちらを原点として歩んでいって下さい。

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