吹奏楽部でドラムを始めた私、橋本がまず教わったのは8ビート。ドラムセットで個人練習に取り組むも、自分の演奏がかっこいいとも思えず、しかもドラム一人でやっていても何が楽しいのか全くわからず悶々としていました。
ドラム担当にくじけそうになっていたある日、先輩から借りたフュージョンバンド「CASIOPEA」の音源に大衝撃を受けました。ドラマーは後のワンマン・オーケストラのあの神保彰さん。その日から、全くできないにも関わらず強引に神保さんのモノマネばかりしておりました。
もうその日からは楽しくて楽しくて、部室ではドラムセットで神保さんのドラムパターンをマネし、家ではCASIOPEAをエンドレスで流しながらスティックを振り回す毎日でした。
後にデイヴ・ウェックル、スティーヴ・ガッド、ジャック・ディジョネット等続いていきますが、神保彰さんは私にとっての最初の「ドラム・ヒーロー」でした。
このように、ドラム・ヒーローとは、憧れであり、目標であり、ドラムを叩きたくなるモチベーションであり、音楽を続けるモチベーションにもなります。私は神保さんを好きにならなければ、8ビートの段階でドラムから興味を失っていたと思います。
ドラムを始めてすぐにドラム・ヒーローに出会えた方はとてもラッキーです。なかなかそう簡単には出会えませんが、まずは分け隔てなく様々なジャンルの音楽をドラマーに注目しながら聴いてみましょう。時代はバラバラで構いません。今ならDrummerworldやYouTube等で動画でも見られます。世界中にいかに様々なスタイルのドラマーがいるかよくわかります。
ヒーローにもし出会えたら、間違いなくドラムが数倍楽しくなります。
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