2013年2月12日火曜日

例えばこんな場合は?



  ドラムという楽器は、なかなか一人ではライブをできないので、少し叩けるようになるとバンドを組む事になりますね。バンドを組んで演奏する時、リズムがベースとずれてしまった。ドラマーのあなたはどうしますか?

  じゃあ、全部ベーシストに合わせればいいや、といって全部合わせたとします。ところが、もしあなたの隣のベーシストが実に怪しいリズムならばバンドはどうなるか…。

  バンド解散の危機を救うべく、あなたは立ち上がります。「自分が絶対揺れないテンポで叩けるようになるから、みんな自分に合わせてくれ!」

  あなたがバンドを引っ張り、バンドサウンドがうんと良くなったのを他のバンドが見ていて、あなたは別のバンドに呼ばれました。

  そのバンドは自分より良いリズムのメンバーばかり。自分が引っ張るのに疲れたあなたは楽ができると思い、ついていくだけにしました。みんなに合わせて叩いているだけでとても上手くなった気になりました。しかしある日、隣のベーシストが一言「お前のドラムだけ全然グルーヴしてない。メンバー全員がそれぞれ自分のグルーヴを持っていないとバンドもグルーヴしないの。そんなの全部バレちゃうからお客さんがあんまり盛り上がってないの、わからない?」…さて、あなたはこれからどうしましょう?

  どんなメンバーとでも、どんなシチュエーションでも、自分を信じて自分のタイミングで自分の出したい音色を出せるドラマーになる。最大の実力をもって音と純粋に向き合う。それが共演者にとってもオーディエンスにとっても一番プラスになります。
 
そのための楽器コントロール能力、心のコントロール能力を、Alpine Drumming Workshopでお伝えしていきたいと思います。

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